アメリカン コッカー スパニエル・
イングリッシュ コッカー スパニエル
(American Cocker Spaniel/ English Cocker Spaniel)

アメリカン コッカー スパニエル/イングリッシュ コッカー スパニエル
アメリカン コッカー スパニエル/イングリッシュ コッカー スパニエル

アメリカン コッカー スパニエル・イングリッシュ コッカー スパニエルの特徴と飼い方、育て方

ブリード本来の絹のような被毛を維持するには?

体の特徴はアメリカン コッカー スパニエル・イングリッシュ コッカー スパニエルで共通しています。
絹のような被毛を持ち、皮膚の健康維持に注意が必要な犬種です。どちらも長毛でダブルコートです。毛の量が多く絡まりやすいため、日々のブラッシング、コーミングが大切です。
特により毛の量が多いアメリカンコッカースパニエルは、毎日ブラッシングしてあげてください。

日常的なお手入れはどうすればいい?

アメリカン コッカー スパニエル・イングリッシュ コッカー スパニエルともに、集合住宅での室内飼いにも適応できます。
また、どちらも毎日の散歩が必要ですが、特にイングリッシュ コッカー スパニエルは、本来猟犬ですので、毎日1時間以上程度の散歩が理想的です。
どちらの犬種もたれ耳ですので、耳内部への通気性が悪くなりがちです。日常的に耳をチェックし、必要に応じてクリーニングしてあげる必要があります。

健康維持のために注意することは?

太りやすい犬種でもあります。心筋症も比較的多くみられます。
脂肪組織が1kg増えると、その中の毛細血管が3.5km~4km新たに作られるといわれています。心臓は、その分血液を送り出さないといけなくなり、負担がかかります。
適正体重を維持するように、食事や運動に気を付けましょう。

性格

アメリカン コッカー スパニエルは非常に穏やかで、陽気な性格です。ハンティングドッグというより、コンパニオンドッグ、ショードッグに向いていると言えるでしょう。
一方、イングリッシュ コッカー スパニエルは非常に活動的です。ハンティングドッグとして、険しい地形でも粘り強く活躍する意思の強さもあります。生き生きとして明るく、愛情深いので、ペットとしても魅力的な犬種です。

原産国と歴史

スパニエルに関するもっとも古い記録は10世紀のイギリス・ウェールズ王の法典にスパニエルに関する記述がみられます。その後14世紀後半に、フランスのフォワ伯ガストン3世による「狩りの書」にも、鷹狩りに使われるスパニエルについて書かれています。
イギリスのウェールズ地方で、おもにヤマシギ(woodcock:ウッドコック)の猟に使われるようになったことから、「コッカー」と呼ばれるようになり、イギリスのケネルクラブに1873年に登録されました。
その後、アメリカへの移民たちがコッカー スパニエルを連れて行き、猟犬ではなく愛玩犬として飼育されるようになり、より小型で丸みをおびた頭部を持つ、アメリカン コッカー スパニエルが誕生しました。1946年にアメリカンケネルクラブ(AKC)がアメリカン コッカー スパニエルはイングリッシュ コッカー スパニエルとは別の犬種として登録しました。

アメリカン コッカー スパニエル・イングリッシュ コッカー スパニエルの種類(色)

アメリカン コッカー スパニエル
ブラック、ライトクリーム、ダークレッド、ブラウンの単色。2色以上の色のパーティカラーでは、ブラックとホワイト、ブラウンとホワイトなど、そのうち一色が白でなければなりません。

イングリッシュ コッカー スパニエル:
ブラック、レッド、オレンジ、などのいろいろな色の単色と、ブラックとタン、など、それらのバイカラー(二色)が認められていますが、白一色は、認められていません。

体のサイズ

アメリカン コッカー スパニエルは、体高が34~39cm、体重は10~13kgです。イングリッシュ コッカー スパニエルは、一回り大きく、体高が38~41cm、体重は12.5~14.5kgです。

アメリカン コッカー スパニエル・イングリッシュ コッカー スパニエルに最適な食事の選び方

12ヵ月齢以上の成犬期、中・高齢期のアメリカン コッカー スパニエル・イングリッシュ コッカース パニエルに最適なフードを選ぶためのポイント

●皮膚・被毛の健康維持

皮膚と被毛の健康を維持するために、EPA・DHAやγ-リノレン酸を豊富に含むルリチシャ油を十分にとる必要があります。EPA・DHAなどのオメガ3系不飽和脂肪酸は、皮膚の健康を維持することでバリア機能を維持します。ルリチシャ油に含まれるγ-リノレン酸は、細胞膜の合成に必要な成分です。
また、皮脂の分泌や皮膚のターンオーバーにかかわるビタミンAもしっかりとるようにしましょう。

●適正体重の維持

太りやすい犬種ですので、食事やおやつの管理が大切ですが、摂取カロリーを減らすために、総合栄養食の給与量を減らしてしまうことはお勧めできません。なぜなら、タンパク質やビタミンなどの必要な栄養分の摂取量まで減ってしまう可能性があるからです。摂取カロリーを減らすためには、カロリー含有量を適切に調整したフードが適しています。
また、健康的な脂肪の代謝に必要なL-カルニチンを十分に摂取することも必要です。脂肪は、細胞内のミトコンドリア内でエネルギーになります。L-カルニチンは、ミトコンドリア内に脂肪酸を運び込むことで脂肪の燃焼を助けます。

グラフ

●心臓の健康維持

心臓の健康を維持するために不可欠な、タウリン、L-カルニチンを食事からしっかりとることが必要です。タウリンは、心臓の収縮に必要な成分で、L-カルニチンは、心臓の収縮に必要なエネルギーを供給します。

●アメリカン コッカー スパニエル・イングリッシュ コッカー スパニエルという犬種にとっての最適なフード

アメリカン コッカー スパニエル・イングリッシュ コッカー スパニエルという犬種が他の犬種と異なる特徴に配慮したフードを選ぶことが大切です。それには、栄養バランスの面だけでなく、アメリカン コッカー スパニエル・イングリッシュ コッカー スパニエル独特の食べ方の特徴に配慮することが大切です。

ビーグル

アメリカン コッカー スパニエル・イングリッシュ コッカー スパニエルがよく噛んで食べることに配慮したキブル(粒)の形