チワワ(Chihuahua)

チワワ
チワワ

チワワの特徴と飼い方、育て方

最大の特徴は、その小さな体。飼い方の注意点は?

体が小さく気温の影響を受けやすい犬種です。寒さに弱いため、気温が下がる日の室温の管理に注意が必要です。
また、マズル(鼻口部)は短く、顎の力も強くないため、粒の大きいフードや硬いフードは食べにくい傾向があります。小さめのキブル(粒)のフードを選んであげましょう。

運動不足で腸の活動が不活発になりがち。

室内飼育される愛玩犬で、狩猟犬ほどの運動量は必要ありませんが、毎日のお散歩が理想的です。運動不足になると、腸の活動が不活発になり、腸内環境が悪くなってしまうことがあります。運動を心がけるとともに、消化性の高い食事を選んであげることが、腸内環境の健康維持に役立ちます。

健康維持のために注意することは?

食べ飽き、食べムラが多い犬種です。マズルが小さくて短いため、においを感じる細胞の数が少なく、他の犬種に比べると嗅覚がするどくない傾向にあります。匂いは、犬が感じる食事の美味しさとしては最も重要です。そのため、あまりフードを食べなくなってしまう傾向があります。また、ほとんどの場合、チワワは室内飼いですので、オーナーとの距離感が近く、ドッグフードよりオーナーが食べているものに興味を持ってしまう傾向があります。
人間の食べ物を与えてしまうと、カロリー過剰で太ってしまったり、栄養バランスが崩れてしまったりすることがあります。チワワの嗜好性と必要な栄養バランスを考えた食事を選んであげましょう。

性格

陽気な性格で、とても活発な犬種です。勇敢でオーナーに対する忠誠心が強く、小さいながらも身を挺してオーナーを守ろうとする気概をもっています。その分、オーナーを独占したがる傾向があります。

原産国と歴史

チワワはメキシコ原産の犬種で、メキシコ北部にある「チワワ州」が名前の由来です。 14世紀ごろ、アステカ族に神聖な動物として崇拝され、飼育されていた「テチチ」という犬が、チワワの先祖といわれています。家に幸運をもたらすとされ、しばしば主人のそばに埋葬されていました。

チワワの種類

被毛の長さは、ロングとスムースがあります。
コートの色は、ブラック、クリーム、レッド、ホワイト、チョコレートなど、様々な色とそれらの組み合わせが認められています。

体のサイズ

世界一小さい犬種とされています。体高は、10cm~23cmです。

チワワの年齢(ライフステージ)にあった食事の選び方

体がつくられる成長期、健康を維持する成犬期、健やかにエイジングするための高齢期、それぞれのライフステージで、必要な栄養バランスが異なります。年齢にあった栄養バランスの食事を与えましょう。

8ヵ月齢までの子犬期

●子犬期の消化機能の健康維持

超小型犬は、成犬になるまでの期間が短く、その分成長速度も速いのが特徴です。
例えば人が18歳で成人になるとすると、8ヵ月で成犬になるチワワにとっては、1ヵ月が2年に相当します。
子犬の消化器系はまだ発展途上のため、食事の消化スピードは緩やかで、成犬と同じようには栄養を消化・吸収できません。そのため、腸内の細菌バランスを理想的な状態で保ち、さらに消化性が高いフードを与えることが重要です。消化の良い原材料と、適切な食物繊維・プロバイオティックスを配合した食事は、腸内細菌バランスを整え、健康的な消化を維持します。

●健康を維持し、本来の抵抗力を維持

子犬の抵抗力は未発達です。マンナンオリゴ糖を含む優れた栄養バランスで健康を維持することで、子犬が本来持っている抵抗力を維持することが出来ます。
免疫細胞の約70%は腸管に存在しています。そのため、健やかな抵抗力の発育のためには、腸の健康を維持することも重要です。

●好き嫌いが多い

ドッグフードに対する関心が低くなりがちなチワワにとって、子犬の時期に食べるフードは重要です。子犬の時期から、チワワが好む食感や匂いになる組成とフレーバーのフードを与えることで、ドッグフードを食べる習慣を身につけることができます

8ヵ月齢~8歳までの成犬期

●成犬期の消化機能の健康維持

室内で飼育されることが多いチワワは、運動不足になりがちです。運動不足になると腸の活動も不活発になり、うんちの状態や臭いにも影響を与えます。消化の良い原材料と、適切な食物繊維・プロバイオティックスを配合した食事を与えることが大切です。

●好き嫌いが多い

チワワにとって食べやすくしっかりと噛むことのできるキブル(粒)、チワワが好む食感や匂いになる組成とフレーバーのフードであることが大切です。

●健康な口内環境に配慮

小型犬は中型犬・大型犬に比べて、歯石が蓄積しやすく、歯と歯ぐきの健康維持に配慮が必要です。歯石が蓄積すると、歯ぐきから細菌が血液中に侵入して、心臓の健康に悪い影響を与える可能性があります。噛むことを促すキブル(粒)で歯をブラッシングすることにより、歯垢・歯石の蓄積を抑えることができます。そのためには、食べやすいだけでなく、しっかりと噛むことのできる、チワワの顎に合わせたキブル(粒)であることが重要です。また、歯の健康を維持するために、ポリリン酸ナトリウムが役立ちます。

8歳以上の中・高齢期

●中・高齢期の消化機能の健康維持

中・高齢期のチワワは成犬に比べて、より消化機能のケアをしてあげることが必要です。加齢によって消化管の筋肉の収縮力に低下がみられるため、蠕動(ぜんどう)運動など腸管の動きが不活発になり、腸内容物の過剰な発酵が起こりやすくなります。腸内細菌バランスを整え、消化の良い原材料を使用した食事を与えることで、良好なうんちの状態を維持することが大切です。

●高齢期に備えた心機能の健康管理

アメリカ獣医内科学会(ACVIM)によると、チワワなどの小型犬は、心臓病のリスクが高い犬種に分類されています。特に高齢になるほど発生率が高くなるため、高齢期の健康を維持するためには、まだ元気な中・高齢期からの健康管理が欠かせません。
EPA・DHAは心臓の健康維持をサポートします。また、L-カルニチンは心臓の筋肉が脂肪をエネルギー源として利用することを助けます。さらに、タウリンは心臓の筋肉の健康維持に必要です。

●高齢期に備えた腎機能の健康管理

歳をとるにしたがって、腎機能は徐々に低下します。15歳を超える犬の約10%が慢性腎臓病であるとの報告があります。(Adams LG a et al - Phosphorus, Protein and kidney disease. Proceeding Petfood Forum 1995 (13-26))。一度腎臓病になると、元に戻すことは出来ません。また、機能の低下がみられる腎臓にとって、過剰なリンは負担になります。腎臓の健康維持のために、まだ元気な中・高齢期から、リンの含有量を適切に調整することが重要です。

ライフステージで変わる必要な食事によるケアのポイント

ライフステージよって、ケアのポイントがどのように変わっていくか、見てみましょう。
グラフ内で値が大きく示されている部分が、各ライフステージで特に重要なケアポイントになります。
また、どんなに健康によい食事でも食べてくれなければ意味がないため、食べやすさや美味しさも大切です。

ライフステージによるケアポイントの変化
子犬期(2ヵ月~) 成犬期(8ヵ月~) 中・高齢期(8歳~)
食べやすさ、美味しさのポイント
成長段階で、口も顎が小さいので、小型のキブル(粒)が食べやすい 小型犬でも食べやすい小さめのキブル(粒) 噛む力が弱くなった高齢犬のために、水にふやかすことができるキブル(粒)
  チワワにとっての美味しい“におい”にこだわったウェットフード チワワにとっての美味しい“におい”にこだわったウェットフード
 
チワワ

チワワがよく噛んで食べることに配慮したキブル(粒)の形