ビーグル (Beagle)

ビーグル
ビーグル

ビーグルの特徴と飼い方、育て方

食欲旺盛で太りやすい。適正体重を保つには?

もともと猟犬や使役犬として作られた犬種は食いだめする傾向があります。臭覚ハウンドという猟犬に分類されるビーグルもそれにもれず、食いしん坊で、フードがあればあるだけ食べてしまいます。ですからオーナーさんが、摂取カロリーやタンパク質、脂肪などの栄養バランスに配慮して、太りすぎないようにしてあげる必要があります。
本来獲物を追いかけるために作られた運動量の多い犬ですので、運動不足になってしまうとストレスが溜まってしまいます。日常的な運動量に注意してあげてください。室内で飼育できる犬種ですが、ある程度動き回れる広さがあることが理想的です。

日常的なお手入れはどうすればいい?

ビーグルの被毛は、硬めで、短く密集しています。短毛ですので、被毛のケアは、週2~3回のブラッシングで大丈夫です。
また、たれ耳ですので、耳内部への通気性が悪くなりがちです。外耳炎や感染症を防ぐためにも、日常的に耳の内部を確認してあげましょう。クリーニングのし過ぎもよくないですが、汚れが目立つ場合、必要に応じてクリーニングしてあげましょう。

健康維持のために注意することは?

関節の健康維持に配慮が必要な犬種です。関節の健康維持のために、コンドロイチン硫酸、グルコサミンなど、関節軟骨の成分を食事から摂取できるようにしてあげましょう。また、太ってしまうと、重い体重を支えるためにますます関節にも負担がかかってしまいますので、関節の健康維持ためにも、体重管理は大切です。

フローリングは滑りやすいため、関節に負担をかけてしまうことがあります。マット、フロアコーティング、などで滑りにくくしてあげると、動いたときの関節への負担が軽減します。

性格

穏やかで優しい性格です。また、陽気で人懐っこく、攻撃的であったり臆病であったりすることはありません。見知らぬ人にもすぐに懐いてしまうため、番犬には向かないようです。

原産国と歴史

ビーグルの祖先は紀元前5世紀のギリシャにまで遡ることができます。ソクラテスの弟子であるクセノフォンが論文の中で、嗅覚を使って野ウサギを追跡する猟犬について記述しています。現在のビーグルは19世紀前半にイギリスでいくつかの犬種から作られました。

ビーグルは、一頭でも、ペアでも、グループでもハンティングドッグとして活躍できる犬種です。うさぎ、キツネ、鹿、イノシシなどの狩りに使われますが、特に英国では、ビーグリングというウサギ狩りに使われます。

実は、この犬種が英国で人気になったのは、比較的最近で、1960年代です。飼育頭数は、1954年から1969年の15年間の間に、154頭から4000頭に爆発的に増加し、英国でもっとも人気のある犬種のひとつになりました。

ビーグルの種類(色)

ハウンドカラーと呼ばれるホワイト、ブラック、タン、リッチフォーン(濃いめの淡黄褐色)、レモンはすべて認められますが、レバー(濃い赤褐色)は、除きます。トライカラーは、ホワイト、ブラック、リッチフォーンでマズルと尻尾の先は、ホワイトです。バイカラーは、ホワイトとリッチフォーン、タン、レモンの組み合わせです。

トライカラー
バイカラー

体のサイズ

ハウンド犬種の中ではもっとも小さく、体高は35~40cmです。

ビーグルに最適な食事の選び方

12ヵ月齢以上の成犬期、中・高齢期のビーグルに最適なフードを選ぶためのポイント

ビーグルの犬種としての特徴を考えると、食べすぎを防ぐ工夫がされていること、適切な体重の維持をすること、健康な関節の維持をサポートすること、に配慮したフードを選ぶといいでしょう。

●食べすぎを防ぐ

非常に食欲旺盛な犬種であるため、食べ過ぎを防ぐために、しっかり噛んで食べるように工夫されたキブル(粒)のフードがおすすめです。咀嚼することは、それ自体が満腹感につながるといわれています。また、しっかり噛むことを促すことで、キブル(粒)の丸のみを防ぎ、食べる速度もゆっくりになります。

●適正体重の維持

太りやすい犬種であるため、脂肪を控えめにしてカロリー含有量を抑えたフードが適しています。健康的な脂肪の代謝に必要なL-カルニチンを十分に摂取することも必要です。
脂肪が代謝してエネルギーが作られるのは、細胞内のミトコンドリアの中で行われます。L-カルニチンは、そのミトコンドリア内に、エネルギーの材料となる脂肪酸を運び入れる役割を担っています。

グラフ

●関節の健康維持

関節の健康を維持するために、コンドロイチン硫酸やグルコサミン、EPA・DHAを含むフードがおすすめです。
コンドロイチン硫酸やグルコサミンは、関節軟骨の成分になります。

●ビーグルという犬種にとっての最適なフード

ビーグルという犬種が他の犬種と異なる特徴に配慮したフードを選ぶことが大切です。
それには、栄養バランスの面だけでなく、ビーグル独特の食べ方の特徴に配慮することが大切です。

ビーグル

ビーグルがよく噛んで食べることに配慮したキブル(粒)の形