ラグドール(Ragdoll)

ラグドール
ラグドール

ラグドールの特徴と飼い方、育て方

絹のようなソフトな被毛のケアは?

ラグドールの最大の特徴は、セミロングのシルクのように柔らかな被毛です。柔らかくてこしがないため、立ち上がりがなく、体に沿うように生えています。猫が動くと、それに応じて、毛も動きやがて房状に分かれるようになります。

ラグドールのポーズや動きに合わせて、被毛が房のように分かれます

長毛種のため、日常的なブラッシングは欠かせませんが、ラグドールの被毛は他の長毛種と比べて絡まりにくいという特徴があります。日常的なケアは、週3~4回のブラッシング、コーミングで十分です。換毛期には毎日、ブラッシング、コーミングしてあげてください。

皮膚や被毛は、タンパク質から作られますので、美しい被毛と健康的な皮膚を保つには、十分にタンパク質を摂取する必要があります。また、被毛のしなやかさを維持するためには、適切な量の脂肪酸も必要です。

大きく成長する猫種。負担がかかる関節の健康を維持するには?

成長すると、個体によっては、9kg程度にもなる大きな猫種ですので、太らせてしまうとさらに関節に負担がかかるようになってしまいます。普段からカロリー摂取が過剰にならないようにフード選びに気を付けてあげることが大切です。
大型の猫種のため、12ヵ月齢で成猫になった後も、4歳くらいまで、身体が大きくなり続けることもあります。

健康維持のために注意することは?

ラグドールは、心臓の健康に配慮が必要な猫種です。心臓の健康に配慮するためには、タウリンを適切に摂取することが大切です。

性格

落ち着きがあり、一般的におとなしく、おっとりしています。また、社交的でオーナーだけでなくお客様にも愛想よくふるまいます。仲間と一緒にいることを好みますが、あまり騒がしい環境は好きではありません。抱っこされるのが大好きです。

原産国と歴史

ラグドールは、新しい猫種で1960年代に米国のアン・ベイカーというブリーダーによって生み出されました。
1960年ごろ、ロサンゼルス東部のリバーサイド群で、「ジョセフィーヌ」と名付けられたターキッシュ アンゴラタイプの白いメス猫が生まれました。「ジョセフィーヌ」は、「ダディー・ウォーバックス」というバーマンタイプのオス猫と交配され、そこから生まれた子猫たちが、ラグドール種の起源になっているといわれています。
「ラグドール」は、「ぬいぐるみ」という意味です。これは、抱き上げられたときに、完全に筋肉を緩めてリラックスする姿が、まるで「ぬいぐるみ」のようだ、というところから名づけられました。

ラグドールの種類(毛色、模様)

シール、ブルー、チョコレート、ライラックの4つの毛色があります。被毛のパターンは以下の3つがあります。
・カラーポイント:ボディの色が四肢の先端(ポイント)より薄い
・ミテッドまたはグローブ:ボディの色より濃い色が顔、四肢、尻尾、耳にあるが、足先が白い
・バイカラー:濃い色が尻尾と耳にある。顔も濃い色があるが、両目の間が逆さまのV字で白くなっている。足先は4つともホワイトで、前胸と腹部もホワイト。
毛色は、2歳になるまで完全にはならず、年齢とともに色が濃くなります。

ラグドールに最適な食事の選び方

12ヵ月齢~12歳までの成猫期のラグドールに最適なフードを選ぶためのポイント

ララグドールの猫種としての特徴を考えると、皮膚と被毛を健康的に維持すること、負担がかかりやすい心臓のケア、骨と関節を健康的に維持すること、に配慮したフードを選ぶといいでしょう。

●成猫期に大切なケアポイントとは?

成猫期は、個体差がもっとも顕著に出る時期であり、この時期は、ラグドールの特徴をケアするフードを選ぶことが大切です。ラグドールのケアのポイントは、健康的な皮膚と被毛の維持、心臓の健康維持への配慮、健康な骨と関節の維持、です。また、4歳程度まで身体が大きくなり続けるというラグドールの猫種の特徴にも配慮する必要があります。

●健康な皮膚と被毛を維持するには?

猫では食事から摂取したタンパク質の約25~30%が皮膚や被毛のために使われる、という報告があります。ですから、健康な皮膚と被毛の維持には、十分なタンパク質の摂取が欠かせません。
皮膚の角質や被毛は、ケラチンというタンパク質から作られています。ケラチンは、タンパク質に含まれている18種類のアミノ酸から生成されています。消化分解されないタンパク質は、腸で吸収されず、栄養素として利用することができませんので、消化性の高いタンパク質を与えることが大切です。

グラフ

フード中のタンパク質 => アミノ酸に分解され吸収 =>新たなタンパク質(ケラチン)の合成

また、皮膚のバリア機能やソフトな被毛をしなやかに保つためには、EPAやDHAなどのオメガ3系不飽和脂肪酸とガンマリノレン酸(ルリチシャ油に含まれる)などのオメガ6系不飽和脂肪酸が役に立ちます。猫は、オメガ3系とオメガ6系の脂肪酸は体内で合成できないため、必ず食事から摂取する必要があり必須脂肪酸とよばれています。
オメガ3・6不飽和脂肪酸は、細胞膜の構成成分となっていて、特にオメガ6不飽和脂肪酸は、細胞膜の柔軟性を保つことで、健康な皮膚のしなやかさを維持します。

●心臓の健康維持に配慮するには?

ラグドールは、心臓の健康に配慮が必要です。心臓の健康に配慮するためには、タウリンを適切に摂取することが大切です。

●健康な骨と関節を維持するには?

ラグドールは大型の猫種のため、他の猫種より体重を支える関節に負担がかかります。 関節のケアのためには、グルコサミンやコンドロイチン硫酸を食事から摂取することが大切です。

●ラグドールという猫種にとっての栄養バランス

ラグドールという猫種が他の猫種と異なる特徴に配慮するには、ラグドール用のフードは、下記のグラフのような点をケアできるようになっている必要があります。

ラグドール

ラグドールの顎、口に最適なキブル(粒)の形