ノルウェージャン
フォレスト キャット
(Norwegian Forest Cat)

ノルウェージャン フォレスト キャット
ノルウェージャン フォレスト キャット

ノルウェージャン フォレスト キャットの特徴と飼い方、育て方

ゴージャスな被毛は、ヘアボールケアの必要性も招きます

ノルウェージャン フォレスト キャットの最大の特徴は、豊かなダブルコートの被毛です。北欧の厳しい環境に適応したものと考えられます。毛質にも特徴があり、ペルシャやラグドールに比べるとはりのある毛質です。
被毛が絡まることを防ぐために、最低でも週に3~4回のブラッシングが必要です。ブラシを嫌がる場合は、櫛でコーミングする等、愛猫に負担がかからない方法を工夫してみてください。換毛期は、毎日ブラッシング、コーミングしてあげてください。

被毛が長くて豊かなため、日常的にブラッシングしても、グルーミングの際に飲み込んでしまう毛の量が多い猫種です。ある調査によると、猫は、グルーミング時に舌で絡めとった毛の2/3を飲み込んでしまうそうです。体内にヘアボールが形成されることを防ぐには、適切な種類と量の食物繊維を含んだ食事を選んであげるといいでしょう。食物繊維は、ヘアボールをうんちと一緒に体外に排出することをサポートします。

運動しないと太りやすい体質。適正体重を維持するには?

ノルウェージャン フォレスト キャットは、もともと厳しい自然環境でハンターとして暮らしていた猫です。人間と暮らすようになってからも農家でネズミや害獣を捕らえる仕事をしていたため、室内飼いで運動量が減ると太りやすくなってしまいます。猫種としては、大きめで関節に負担がかかりやすいため、体重増加は、さらに関節への負担を高めるリスクになります。

木登りが好きな猫種ですので、室内飼いの場合、キャットタワーの設置など、上下運動ができるような環境を作ってあげること、出来るだけ遊んであげることと同時に、カロリー摂取が過剰にならないようにフード選びに気をつけてあげる必要があります。

ノルウェージャン フォレスト キャットは木登りが好き

健康維持のために注意することは?

皮膚、被毛のケア、ヘアボール、体重維持の他に、注意が必要な点は、成猫になってからも数年の間は身体が大きくなり続けるということです。
ノルウェージャン フォレスト キャットは一般的な猫種と同様に、12ヵ月程度で成猫になりますが、成猫になっても身体が大きくなり続け、個体によっては5歳程度まで身体が大きくなり続けることもあります。
成長期に脂肪細胞が増えてしまうと、脂肪細胞が増えて太りやすくなってしまいます。もともと運動しないと太りやすいという体質もありますので、身体が大きくなり続ける期間に、カロリー過多で太らせないように配慮する必要があります。

性格

落ち着きがあり、一般的におとなしく、おっとりしています。また、社交的でオーナーだけでなくお客様にも愛想よくふるまいます。仲間と一緒にいることを好みますが、あまり騒がしい環境は好きではありません。抱っこされるのが大好きです。

原産国と歴史

ノルウェージャン フォレスト キャットの先祖については、いくつかの説があります。有史以前に南ヨーロッパにいた短毛の猫がノルウェー地方に移り住み、その中でノルウェー地方の厳しい気候に適応して生き延びたものという説。また、13世紀にバイキングがアジアから、船内のネズミ捕りのためにつれて帰った猫という説もあります。
やがて、野生から、農場でネズミなどの害獣を捕えるハンターとして活躍するようになり、1930年ごろには、ノルウェージャン フォレスト キャットのブリーダーが、その逞しさや毛並みの美しさを種として保存するための活動を始めたとされています。

1972年に、始めてブリードが認められ、最初のブリードクラブとスタンダードは、1975年に設立されました。2年後の1977年には、FIFeがブリードを認定しました。その際、正式なスタンダードが文書化されましたが、メインクーンとの混乱を避けるために、後になって改変されました。

ノルウェージャン フォレスト キャットは、北欧神話の中にも登場します。北欧神話の神々の中で最強の神、トールが持ち上げられなかったという話、それから、愛と豊穣の女神であるフレイヤのソリを引いていたという話があります。大きく、たくましい、土着の猫種として、北欧諸国で愛されていたことがうかがえます。

ノルウェージャン フォレスト キャットの種類(毛色、模様)

シタビー、ソリッドカラー、バイカラーなど、様々な色と模様がありますが、チョコレート、ラベンダー(ライラック)、ポインテッド、シナモンの色、模様は認められていません。

ノルウェージャン フォレスト キャットに最適な食事の選び方

成猫期のノルウェージャン フォレスト キャットに最適なフードを選ぶためのポイント

ノルウェージャン フォレスト キャットの猫種としての特徴を考えると、皮膚と被毛を健康的に維持すること、ヘアボールケア、大きな身体を支える関節を健康的に維持すること、配慮したフートを選ぶといいでしょう。

●健康な皮膚と被毛を維持するには?

猫では食事から摂取したタンパク質の約25~30%が皮膚や被毛のために使われる、という報告があります。ですから、健康な皮膚と被毛の維持には、十分なタンパク質の摂取が欠かせません。
皮膚の角質や被毛は、ケラチンというタンパク質から作られています。ケラチンは、メチオニン、シスチンなどのアミノ酸から構成されています。消化分解されないタンパク質は、腸で吸収されず、栄養素として利用することができませんので、消化性の高いタンパク質を与えることが大切です。

グラフ

フード中のタンパク質 => アミノ酸に分解され吸収 =>新たなタンパク質(ケラチン)の合成

また、皮膚のバリア機能を保つためには、EPAやDHAなどのオメガ3系不飽和脂肪酸とルリチシャ油が役立ちます。

●ヘアボール(毛玉)の形成を抑制するには?

猫はグルーミング(毛づくろい)によって抜けた毛の約2/3を飲み込むといわれています。その多くはうんちと一緒に排出されるか吐き出されますが、こうした体外への排出がスムーズに行われないと、胃や腸に毛玉がたまってしまう原因になってしまうことがあります。
体内に取りこまれてしまった毛玉をうんちと一緒にスムーズに排出するには、適切な種類の食物繊維を適切な量で食事から摂取することが有効です。食物繊維には、水に溶けるかどうか、腸内細菌によって分解されるかどうかでいくつかの種類があります。
異なる種類の食物繊維をバランスよく配合したフードは、うんちから毛玉を効率よく排出する効果があります。

●理想的な体重と健康的な関節を維持するには?

ノルウェージャン フォレスト キャットは、大型の猫種のため、他の猫種より関節に負担がかかります。また、運動不足になると太りやすい体質のため、関節と体重維持に注意する必要があります。
関節のケアのためには、グルコサミンやコンドロイチン硫酸を食事から摂取することが大切です。

また、体重維持のためには、低脂肪、低カロリーのフードが有効ですが、単に低脂肪、低カロリーだけのフードでは、すぐにお腹が空いてしまいます。お腹の空いた愛猫のおねだりに応えてしまうと、最終的に摂取カロリーは高くなってしまいます。ですから、体重維持のためのフードを選ぶ際は、低カロリー、低脂肪のみでなく、腹持ちがいいフードを選ぶことが大切です。適切な種類の食物繊維をバランスよく組み合わせたフードは、満腹感を維持し、おねだりの回数を減らします。

●ノルウェージャン フォレスト キャットという猫種にとっての栄養バランス

ノルウェージャン フォレスト キャットという猫種が他の猫種と異なる特徴に配慮するには、ノルウェージャン フォレスト キャット用のフードは、下記のグラフのような点をケアできるようになっている必要があります。

グラフ

ノルウェージャン フォレスト キャットという猫種にぴったり合った栄養バランスのフードを選ぶとき、大切なことは栄養素のバランスであって、素材が何であるかは、重要ではありません。ノルウェージャン フォレスト キャットに最適な栄養バランスになるよう様々な素材を組み合わせたフードがオススメです。

●ノルウェージャン フォレスト キャットにとっての食べやすさ、美味しさの重要性

どんなに健康によいフードでも食べてくれなければ、意味がありません。人間目線ではなく、ノルウェージャン フォレスト キャットの目線から、食べやすく、食欲をそそるフードであることが大切です。
猫にとっての美味しさは、人間とは異なり、臭い、食感、タンパク質の含有比率の高さなどが重要な要素になります。
ノルウェージャン フォレスト キャットは、運動不足になると太りやすいという体質があるため、よく噛むことを促し、フードの食べすぎを抑えるキブル(粒)の形がオススメです。

ノルウェージャン フォレスト キャット

ノルウェージャン フォレスト キャットの顎、口に最適なキブル(粒)の形