アメリカン ショートヘアー
(American Shorthair)

アメリカン ショートヘアー
アメリカン ショートヘアー

アメリカン ショートヘアーの特徴と飼い方、育て方

室内飼育で運動不足になりがちなアメリカン ショートヘアーを適正体重に保つには?

アメリカン ショートヘアーは、もともとネズミなどの害獣をとらえる役割を持っていたため、本来とても活動的な猫種です。ですから、その役割がなくなり、室内飼育で運動量が少なくなってしまうとエネルギーが余ってしまい、太ってしまいがちです。 アメリカン ショートヘアーを室内飼いする場合、出来るだけたくさん遊んであげる、キャットタワーの設置など上下運動のできる環境を作るなどで積極的に運動ができるように工夫しましょう。
でも、猫の場合、犬と違って運動での体重管理はなかなか難しいですよね。ですから、同時に摂取カロリーのコントロールにも配慮していきましょう。適切な体重を維持するためには、食物繊維がバランスよく配合され、適切なタンパク質量、そして脂肪分を控えめにしたフードがおすすめです。

健康な皮膚と美しい被毛を維持するには?

アメリカン ショートヘアーは、光沢のある厚く密集した被毛をもっています。抜けた毛を取り除くため、最低週2~3回はブラッシングしてあげましょう。換毛期には、毎日ブラッシングするほうがいいでしょう。
ブラッシングは、皮膚を刺激するマッサージにもなりますが、力を入れすぎると皮膚を傷つけることにもなりかねませんので、手首をリラックスさせてやさしく行いましょう。 ブラシを嫌がる子は、櫛でコーミングしてあげるのもいいでしょう。

猫は、人間に比べて身体が小さいため、体積に対する表面積(皮膚)の割合が高く、体重の15~20%を皮膚が占めるといわれています。被毛は、季節で生え変わります。 被毛は、「ケラチン」というタンパク質からできているため、フードからタンパク質をたくさん摂取する必要があります。

健康維持のために注意することは?

アメリカン ショートヘアーは、肥満の他に、心臓の健康に配慮が必要です。心臓の健康に配慮するためには、タウリンを適切に摂取することが大切です。

性格

温厚でおおらかな性格です。頭がよく身の回りのさまざまなものに興味を示します。個体差もありますが、社交的で、子供や他の動物とも仲良くできるといわれています。独立心の強い一面もあります。

原産国と歴史

初期にヨーロッパからアメリカに移住した人々と共に、北アメリカに渡ったブリティッシュ ショートヘアーやヨーロピアン ショートヘアーが祖先だと考えられています。大切な荷物をネズミから守るために一緒に船に乗ってアメリカに渡りました。 祖先になった猫の中には、有名な「メイフラワー号」に乗ってアメリカに渡った猫もいるといわれています。

1904年にCFAが認定した最初のアメリカン ショートヘアーは、ブリティッシュ ショートヘアーを先祖に持つ「バスター・ブラウン」という名前のオスの猫でした。

アメリカン ショートヘアーの種類(毛色、模様)

日本では、灰色に黒い渦巻模様のクラシック シルバー タビーをよく見かけますが、レッド タビー、ブラウン タビー、ブルー タビー、などいろいろな色のタビー、それから単色(ソリッドカラー)や2色(バイカラー)もおり、毛色や模様のパターンは実に80以上もあるといわれています。

シルバータビー
ブラウンタビー
バイカラー(二色)
ソリッド(単色)

アメリカン ショートヘアーに最適な食事の選び方

成猫期のアメリカン ショートヘアーに最適なフードを選ぶためのポイント

アメリカン ショートヘアーの猫種としての特徴を考えると、理想的な体重を維持すること、個々に個性的な被毛を美しく維持すること、デリケートな胃腸をケアすること、に配慮したフードを選ぶといいでしょう。

●理想的な体重を維持するには?

肥満は、糖尿病や関節への負担、心臓への悪影響など様々な健康リスクの原因になります。特に避妊去勢後は、ホルモンのバランスが変わるため、太りやすくなります。適切な体重を維持するためには、食物繊維がバランスよく配合され、適切なタンパク質量、そして脂肪分を控えめにしたフードであることが大切です。

●個々に個性的な柄や毛色を美しく維持するための栄養成分とは?

アメリカン ショートヘアーの特徴である美しい被毛の維持には、タンパク質、ビタミン、オメガ3系・6系不飽和脂肪酸が必須です。
独特の縞模様の美しさを左右するのは、毛の色の元となるメラニン色素です。メラニン色素はユーメラニン(黒・褐色)、フェノメラニン(黄・赤)の2種類があり、どちらもチロシンというアミノ酸から作られます。そして、チロシンから色素を作る際に、ミネラルの銅も必要です。これらの栄養成分が不足すると、模様のコントラストがキレイに出なかったりすることがあります。そのため、被毛のもとになるタンパク質はもちろん、これらの栄養素もしっかり摂取する必要があります。

●デリケートな胃腸をケアするには?

アメリカン ショートヘアーのブリーダーさんへのアンケートによると、アメリカン ショートヘアーは、比較的、軟便が多いという結果でした。ですから、消化のよいフード、特にタンパク質の消化性が高いフードを選ぶことが大切です。さらに、軟便は、本来、体内に吸収されておしっことして排出されるべき水分がうんちと一緒に排出されてしまっている状態です。尿中の水分が減ることで、おしっこが濃くなり、結石のリスクが高くなってしまう、ということにもなりますので、注意しましょう。
ただし、コロコロしたうんちであっても量が多い場合、食べたものがきちんと消化吸収されていない可能性があります。そうした場合では、うんちが多い分、そこに含まれる水分も多いため、体内に吸収される水分が少なくなり、やはりおしっこが濃くなり、尿結石のリスクが高くなってしまいます。ですから、軟便にならず、うんちの量が少なくなるフードを選ぶようにしましょう。

消化性の高いフード

消化性が高いと栄養分と水分がしっかり体内に吸収されます。すると、うんちに含まれる水分が少なくなり、吸収された水分がおしっこになります。
消化性の低いフード
消化性が低いと栄養分と水分がしっかり体内に吸収されず、うんちに含まれる水分が多くなります。

●アメリカン ショートヘアーという猫種にとっての栄養バランス

アメリカン ショートヘアーという猫種が他の猫種と異なる特徴に配慮するには、アメリカン ショートヘアー用のフードは、下記のグラフのような点をケアできるようになっている必要があります。

グラフ

仮に、体重維持や減量のために、フードの食物繊維の配合を増やしすぎたり、脂肪を減らし過ぎたりすると、猫にとって重要なタンパク質が十分にとれないフードになってしまったり、皮膚の健康に必要な量の脂肪分までとれないフードになったりします。 これでは、体重が維持できても、アメリカン ショートヘアー本来の被毛の美しさが維持できなかったり、皮膚が乾燥しすぎたり、筋肉が落ちてしまったりするなどのマイナス面がでてきます。
ですから、アメリカン ショートヘアーにぴったり合った栄養バランスのフードを選ぶことが重要です。このとき、大切なことは栄養素のバランスであって、素材が何であるかは、重要ではありません。アメリカン ショートヘアーにぴったりの栄養バランスになるよう様々な素材を組み合わせたフードがオススメです。

●アメリカン ショートヘアーにとっての食べやすさ、美味しさの重要性

どんなに健康によいフードでも食べてくれなければ、意味がありません。人間目線ではなく、アメリカン ショートヘアーの目線から、食べやすく、食欲をそそるフードであることが大切です。
猫にとっての美味しさは、人間とは異なり、匂い、食感、タンパク質の含有比率の高さなどが重要な要素になります。

アメリカン ショートヘアー

アメリカン ショートヘアーの顎、口に最適なキブル(粒)の形