第14回

アメリカン ショートヘアー

みなさま、遅ればせながら、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

前回は、プードルが持つ、他の犬種とは違うプードルならではの特徴についてお話しました。そこで今回は猫編として、アメリカン ショートヘアーをとりあげて、他の猫種とは違う、アメリカン ショートヘアーならではの特徴についてお話します。

登録団体によって違いがありますが、猫の品種は約40~70品種で、300品種以上ある犬と比べるとそれほど多くなく、犬ほどには品種による体格の差なども大きくありません。しかし、それぞれの品種には他の品種にはない特徴があり、その特徴をよく理解することが、健康で長生きさせてあげることにつながります。

アメリカン ショートヘアーの先祖は、16~17世紀ごろにヨーロッパからアメリカに移住した人々と一緒に、ヨーロッパから北アメリカに渡ったブリティッシュ ショートヘアーやヨーロピアン ショートヘアーだと考えられています。船に積み込んだ大切な食料をネズミから守るために船に乗っていた猫もいます。当初はペットというよりもネズミなどを退治するために飼われていました。その後、19世紀後半に北アメリカの“働く猫”を代表するショートヘアーの猫を作り出すことに関心が集まり、1906年に「ドメスティック ショートヘアー」として登録され、1966年に「アメリカン ショートヘアー」に改名されました。

もともとネズミ狩りをして“働く猫”であったため、アメリカン ショートヘアーは、本来、とても活発な猫です。そのため、室内で飼育していると運動不足になりがちで、他の猫種以上に太りやすいため注意が必要です。脂肪、カロリーが控えめのフードを選んであげましょう。

また、やや硬めで密に生えた、光沢のある毛ヅヤを保つためには、タンパク質、とくに毛のタンパク質を構成するアミノ酸であるメチオニン、シスチンや、脂肪酸を十分に摂取することが必要です。

アメリカン ショートヘアーに合ったフードを選んであげて、ぜひ健康で長生きさせてあげて下さい。

前回と今回で、プードルとアメリカン ショートヘアーの特徴についてお話しました。これからも折に触れて、他の犬種、猫種についてもお話してきますので、どうぞ楽しみにしておいて下さい。

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原田 洋志(はらだ ひろし)

プロフィール

原田 洋志(はらだ ひろし)

  • ロイヤルカナン ジャポン合同会社
  • コーポレートアフェアーズ
  • サイエンティフィック コミュニケーション マネジャー
  • 獣医師
  • 名前:ポン次郎
  • 猫種:メインクーン
  • 性別:去勢オス
  • 年齢:9歳7ヵ月 (2009年3月26日生まれ)
  • 体重:9.7kg
  • 名前:チビ
  • 猫種:ミックス
  • 性別:避妊メス
  • 年齢:2歳6ヵ月 (2016年5月5日生まれ)
  • 体重:4kg